津軽三味線には世界大会まである!
津軽三味線は、三味線の中でも独特の激しい弾き方をする特徴があります。これは叩き奏法と呼ばれる弾き方で、バチを弦に叩き付けるようにかき鳴らして大きな音を出します。
速弾きも津軽三味線の特徴の一つで、こうしたインパクトのある奏法に圧倒されて津軽三味線ファンになる人も多いのです。
日本人のみならず、津軽三味線の演奏に感銘を受ける人は海外にも増えてきました。その証拠に、津軽三味線の世界大会まで開催されているほどです。ここでは、津軽三味線の世界大会について紹介しましょう。
意外に多い津軽三味線の大会
世界大会の前に紹介しておくと、津軽三味線の大会は各地域で意外にも数多く開催されています。
津軽三味線発祥の地といわれる青森県の金木、青森市、じょんがら節が発祥したとされる黒石市の他、東京や琵琶湖、大阪、神戸、香川、九州などでも大会があるのです。
津軽三味線を若い世代にも広げた漫画をきっかけに、津軽三味線甲子園まで登場し、腕に自信のある者がのし上がるチャンスはいくらでもあるといえます。
入賞するしないはともかく、誰でも参加できる人前での演奏の機会がいくつもあるのは励みになります。
演奏で審査員などにインパクトを与えることができれば、入賞は逃しても名前を憶えてもらえるチャンスもあるのです。
海外からの参加者も多い世界大会
津軽三味線にはエレキ楽器まで出ているように、エレキギターのような速弾きを楽しむことができます。そのためか、海外にも津軽三味線に憧れる人が増えてきて、実際習う人も出てきています。
津軽三味線ネットワークジャパンでは、毎年世界大会を行っています。参加資格は、3年以上津軽三味線を弾いていること。
レッスンを受けているだけでも参加資格があるので、目指してみるのもよさそうです。幅広い年代に門戸が開かれており、個人戦と団体戦があるなど部門の種類が多いのにも注目です。